歌詞集

2020-05-28 09:00:00

泣かないで 泣かないで
夜更けの窓の外
まんまるのお月さま
やさしく微笑んだ

ぎゅっと抱きしめてあげるけど
ママはかみさまじゃないから
君がかなしいときには
いっしょに泣きたくなるんだ

おやすみ おやすみ
君はひとりぼっちじゃないよ
おぼえていてね
いつか おとなになっても

おやすみ おやすみ
どんなことが起きても
ずっと 君の味方だから
だいじょうぶ

そばにいるよ

ぎゅっと抱きしめてあげるけど
誰もかみさまじゃないから
どんな苦しいことだって
最後は ひとりで背負うんだ

おやすみ おやすみ
みんな孤独を生きている
それでも こうして
誰かを愛することができる

おやすみ おやすみ
君はひとりぼっちじゃないよ
おぼえていてね
たとえ 遠く離れても

そばにいるよ

作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)、『日々の縁側』(2020年)収録
©Studio Tabby

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2020-05-27 09:00:00

あれは そう 幼い頃
かなしいときは ここに来て
いつもうたを 唄っていた
ざわめく木の葉が 手招き

ゆらゆら ららら
ゆらゆら ららら
もう 泣かないで と
わたしに呼びかける

重なり合う 木々のすきまから
漏れてくるよ やさしいひかり
ここで暮らす すべてのものたちが
照らされて
足もとの花も 笑った

けれど もう 時は流れ
おとなになった わたしには
聴こえない山の声
傷つく木の葉が お別れ

さよなら ららら
さよなら ららら
どうか 行かないで と
風に呼びかけた

倒れてゆく 木々の心が
叫んでいる 大地の痛み
ここで生きる すべてのものたちに
どうか ひかりを
枯れてゆく花が 唄った

倒れている 木々の亡骸が
示している 明日への道しるべ
ここで生まれた すべての過ちに
どうか ひかりを――

それが
緑の遺言



作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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2020-05-26 09:00:00

色あざやかな 甘い想い出のかけらたち
それは
もう二度と会えない
君からの プレゼント

たいくつな 暮らしの中で
あたし
ひとりだけ
居場所をなくしたような 気がしてた

君とサヨナラした あの日に
置き忘れた夢を
もいちど 探しに行きたいよ

でもね
時の流れは
誰にも動かせない

そして
気づいたの
目の前の 毎日こそが
奇跡だってこと

今 ここにある あたしのじんせい
巡り会えた君に
伝えたいよ
ありがとう。と

色あざやかにひかる しあわせのかけらたち
それは
へいぼんな日々の中
いくつも 隠れていた

失くした夢も
遠いお別れも
涙さえも ぜんぶ
あたしを 彩る魔法に変わるよ!

色あざやかな 夢のつづきは
いつだって ここから始められることを
君が教えてくれた

伝えたいよ
ありがとう。と

作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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2020-05-25 09:00:00

さくらの花を見ると ただ泣けて来る
あなたとお別れした 春がまた巡り来る
さよならも言わないで どこへ行ったの
呼びかけても あなたは帰らない
花びら ひらり 春風に舞うだけ

置いてきぼりの わたしに気づくたび
立ち止まり 振り返る あなたを憶えている
しあわせな日々を 忘れ去るまで
さくらは わたしの 大嫌いな花

さくらの花を見ると まだ泣けて来る
込み上げる哀しみに 思わず立ち尽くせば
二度と会えないはずの あのひとが
坂道 振り向くと見送っていた
きれいなさくらに姿を変えて――

ああ あなたはずっと
そばにいてくれたんだね
涙に散りかかる
やさしい花吹雪

置いてきぼりの わたしはひとりきり
色あせることない 想い出を数えた
いのちは散り逝く さだめにあっても
あなたは わたしの たいせつなひと

ありがとう
ありがとう
いつかまた会える
さくらは わたしの 大好きな花


作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)、『日々の縁側』収録
©Studio Tabby

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2020-05-24 09:00:00

孤独な大地の上 闘いながら立っている
あたしときたら
まるで 砂漠のさぼてん

自分を守るために トゲを生やして来たんだ
君と出会うまで
気づくこともなかった さみしさよ

どれほど求め合っても
変わらない愛 なんて
どこにも 見つけ出せない
ことばも からだも
どんな立派な誓いでさえも
心は縛られないさ

だから 怖くて
さよならが 怖くて
いっそ ひとり胸を張るふり
してた だけ

かわいた大地の上 君の愛の雨が降る
打たれてわかった
なんて 愚かなさぼてん

誰かを守るために 傷つくこともあるんだ
君が教えてくれた
かけがえのない やさしさよ

だけど 怖くて
ひとりぼっちは 怖くて
愛には うわのそらのふり
してた だけ

孤独な大地の上 素直になれず立っている
あたしときたら
なんて 面倒なさぼてん

それでも大地の上 やさしい雨は降っている
ほんとうはずっと
君のこと待っていた はずなのに

あたしの心の中 やさしい雨が降っている
強がり やめても
今は まだまだ さぼてん


作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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