歌詞集

2020-06-05 09:00:00
やなせなな 歌詞36「春の雪」

今にも 君が その扉を開けて
「ただいま」って笑顔で帰って来るような気がして
見つめる先に広がる ふるさとの海
あの日と同じように降る 春の雪

 いつもと変わらず テーブルをはさんで
 何を食べていたのかさえ もう忘れてしまった
 つけっぱなしのテレビから 流れていたのは
 底抜けに明るい コメディアンの笑い声

 ずっと ずっと そんないとおしい日々が
 当たり前のように続くと思ってた

最後になるって わかっていたなら
話したいこと たくさん たくさんあったのに
見つめる先に もう 君はいない
あの日とおなじように 春が訪れても


 流されて消えた 街の中にたたずみ
 どこを歩いて来たのかさえ もうわからなくなった
 やっと見つけた 君の生きていた証に
 涙は流れなかった 信じたくもなかった

 そっと そっと手を合わせ見送っても
 さよならなんて言えない
 言えないよ


 今でも 君に想いは届くかな
 ことばを からだを すべてを失っても
 見つめて わたしを どんなに遠く離れても
 ここで ひとり 生きているから

 今 君が わたしの心に
 「ただいま」って笑顔で帰って来る
 見つめる先に眠る いくつものいのち
 おかえり と こたえるように降る 春の雪

 おかえり と こたえるように降る 春の雪


アルバム『春の雪』(2013年)収録
©Studio Tabby

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やなせなな 歌詞36「春の雪」

2020-06-04 09:00:00

きしむペダル 欠けた鍵盤
忘れ去られた オルガン
奏でていたひとを探し
そっとこの手で触れてみる

今は もうどこにもいない
誰かの遺したうた

たましいがおぼえているよ
あふれるメロディ
それは

いとしいひとたちの
しあわせを祈り
受け継がれてゆく 願い

こころから こころへと
伝えられる あいのうた
あなたから わたしへと
わたしから あなたへと

ららら

今 幼な子弾いているのは
遠いあの日のオルガン
奏でていたひとを想う

またいつか
どこかで逢いましょう

ららら…

 作詞:やなせなな

アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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2020-06-03 09:00:00

やっと咲いたんだ
世界の片隅
あなたが流した涙の中に
くれないに 色づき始めた花
いちりん
惜しみない 祝福の拍手を送るよ

今日も咲こうとする
宇宙の真ん中
あなたが歩いている足の下に
くれないに 彩られてゆく花
いちりん
誰ひとり その美しさに気づかなくても

生まれたときに みんな
授けられている種
よろこびも かなしみも 糧にして
育つよ
愛の実を結ぶため

だけど
サヨウナラ
愛しいそのすべて
どんなにおおきな花を咲かせても
人知れず
色を失くしてく花 いちりん
誰ひとり 引き留めることなんてできない

燃えている いのち手放す僕も ひとり
いつの日か この土に還ってゆくだろう

明日も咲いている
世界を包むように
僕の
あなたの
いのちの上に
恋焦がれ
再び色づく花 いちめん
時が過ぎ
たとえ僕たちが忘れ去られても

くれないに
色づき育ってく花 すべてに
惜しみない祝福の
光を送ろう

作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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2020-06-02 09:00:00

かみさま お願い
僕に少し時間をください
これが最後になっても
いのち 尽きる その時まで

ありがとう ありがとう ありがとう
伝えたい
ひとりぼっちになった君が
さみしさに押しつぶされないように

苦しいときもあった
生きることは楽じゃないね
それでも振り返ると
ふたり ずいぶん 笑ったなあ

ありがとう ありがとう ありがとう
伝えたい
ひとりきりで旅立つ僕が
二度と振り返らずに済むように

たぶん 大丈夫
ほんの少しのあいだの お別れ
光の輪 くぐり抜ければ
なつかしい あのひとも きっと待ってる

ありがとう ありがとう ありがとう
伝えたい
ひとりきりで旅立つ僕を
君が心配しなくて済むように


つないだ手のぬくもり
君が作る あたたかいごはん
聴こえる なつかしい歌
並んで見上げたお月さま

さようなら さようなら さようなら
さよなら
忘れないで
たとえ僕がなにひとつここに残せなくても

ありがとう ありがとう ありがとう
ありがとう
君とふたり重ねた日々は
かみさまからの贈り物

ありがとう
ありがとう
ありがとう

ありがとう。

作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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2020-06-01 09:00:00

いつ刻まれたのだろう
閉ざす 心の奥の記憶
たとえ その涙が涸れても
愛しいあのひとは 帰らない

そして 流れる時の輪の中
踊り 歌う 笑顔の民よ
地に還る いのちを踏みしめ
あたらしい明日に
祈りの種を植える

いつ奪われたのだろう
忘れ去られてゆく記憶
たとえ その痛みは薄れても
二度と消えることのない 傷跡

今年もめぐる 祭りの輪の中
踊り 歌う 笑顔の民よ
地に還る いのちを踏みしめ
生まれ来る子に
愛の喜び 伝える

再びめぐる いのちの輪の中
踊り 歌う たくましき民よ
尊い傷を 足で踏みしめ
あたらしい明日に
祈りの種を植える

めぐりめぐる いのちの輪の中

作詞:やなせなな
アルバム『願い』(2009年)収録
©Studio Tabby

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