歌詞集

2020-06-17 09:00:00

ほっとしてほしい
あなただけのコーヒー
お届けします
ひよこじるしコーヒー

からっぽの店
ひとり壁を塗った
僕が好きな色
それは君の夢

迷ったときは いつも問いかけるよ
なつかしい声 空の彼方から

積み重ねてゆく
日々をつむぐコーヒー
君のぶんまで
僕は生きてゆく


たのしいときも さみしいときも
見守っていてね 時の彼方から


ほっとしてほしい
ささやかなしあわせ
お届けします
愛のしるしコーヒー

さよなら ありがとう
またねまたね あした
お待ちしてますよ
ひよこじるしコーヒー


またねまたね あした

作詞:やなせなな

アルバム『夜が明けるよ』(2016年)収録
©Studio Tabby

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やなせなな 歌詞47「お正月」

2020-06-16 09:00:00

今年は長い休みを取ってみたよ
想いうらはら 切符は買ってないの
「忙しいんでしょう? ひとりが気楽なんでしょ?」
わかるよ それは あなたなりの気遣い

めったに会わない 兄さんの子ども
顔どころか 名前すらも思い出せない

そんなことは お互いさまか
あのおばさん 誰 って言われるんだろうな
笑うしかないな

あたしのいない あたしの家は
でこぼこ坂の先
昔は なんなく駆け上がれたのに
なかなか 前に進めないのは
たぶん ハイヒールのせいじゃない


もういくつ寝ると たどりつけるんだろう
帰っておいで と 言われたかったのにね


めったに会えない 父さん母さん
もう若くないんだからね ちょっと心配

そんなことは お互いさまか
あんた 太ったわねって言われるんだろうな
いいよ 笑い飛ばしてよ

あたしのいない あたしの家は
でこぼこ坂の先
昔は まいにち聞いてた おかえり
立ち止まる耳に届く 笑い声
見知らぬ家族が はしゃいでた

それでも恋し
あたしの家よ
ただいま ただいま

 

作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)

©Studio Tabby


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2020-06-15 09:00:00

じっと見ている
こっちを見ている
首をかしげてみせたよ
ねえ 君はどうして 泣いているの?

誰もいなくて
ばあちゃんのこたつ いつまでたっても 寒くてさ
ケンカしてた あいつらと くっついて 丸くなってます

君は もう 行っちゃうのかい
ゆっくりできないのかい
ここは すごくいいところさ
いつでも遊びにきてよ

あのひとは 行っちゃったのか
もっと撫でてほしかったな
指先のにおい おぼえてるよ
いつでも 帰っておいでよ


船が戻ると
おっちゃんはすぐに 魚を放ってくれたよ
今は 君からのごちそうプレゼントを 待ってます

おやおや もう行っちゃうのかい
ゆっくりしていきなよ
ここは すごくいいところさ
いつでも遊びにきてよ

あのひとは 行っちゃったのか
ぎゅっと抱いてほしかったな
やさしい声は おぼえてるよ
いつでも 帰っておいでよ


いつでも
ここに
帰っておいでよ

 

 作詞:やなせなな

アルバム『夜が明けるよ』(2016年)、『おもちかえり~お寺コンサートベストセレクション~』(2025年)収録
©Studio Tabby

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2020-06-14 09:00:00

想い 届け あなたのもとへ
咲いて 咲いて くれないの花
二度と 会えぬ おもかげ恋し
今宵 手向け 打ち上げ花火

かなし かなし と 蜩が
夕まぐれ ないている
さようなら 現し世よ
魂は いずこへ帰る

想い 届け 願いのさきへ
涙 燃えて 金色の花
あがれ あがれ 闇夜の果てへ
照らせ 照らせ かなしみの海

泣くな 泣くな と 彼岸花
風の中 揺れている
ふるさとの まもりがみ
魂は 天へと昇る

想い 届け あなたのもとへ
咲いて 散って なお惜しむ花
あがれ あがれ
わたしのいのち 尽きて
ふたたび めぐり遇うまで

あがれ あがれ
祈り 届け
あがれ あがれ
祈り 届け

あがれ あがれ あがれ あがれ
あがれ あがれ あがれ あがれ

 作詞:やなせなな

アルバム『夜が明けるよ』(2016年)、『日々の縁側~Remake songs~』収録
©Studio Tabby

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2020-06-13 09:00:00

あなたが生まれた町の名前
教えてください
たとえ 遠く 遠くなっても
呼びかけて 恋しい ふるさと

風に舞う 白い花は さくら
並木道 走る子どもたち
幼き日 あなたが遊んだ
れんげ畑を 渡る風

激しい雨は やがて上がり
照りつける日ざしのもと
耕す土に 両手を合わせ
豊かに実れと願う

わたしが育った村のことば
聞いてください
今は 遠く 背を向けている
ほんとうは なまりさえ いとおしい

わたしが なくした道を
どうか 探してください
たとえ二度と 戻れなくても
こころは帰るよ ふるさと

コオロギが啼く 川のほとり
黄金色 稲穂は揺れる
山の端が 赤く染まるころに
まつりばやしが 聞こえる

ひとびとは 酒 酌み交わして
夜更けまで 唄い 踊る
鬼さん こちら 手のなる方へ
今年もまた 秋惜しむ

あのひとが眠る町のはなし
聞かせてください
胸に深くしまい込んでも
聞こえるこだまは ふるさと

あなたがなくした道を
どうか 見つけてください
たとえ二度と 帰れなくても
あなたの いのちに ふるさと

たとえ 遠く 遠くなっても
呼びかけて 恋しい ふるさと

作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)、『日々の縁側~Remake songs~』』収録
©Studio Tabby

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