歌詞集
今年は長い休みを取ってみたよ
想いうらはら 切符は買ってないの
「忙しいんでしょう? ひとりが気楽なんでしょ?」
わかるよ それは あなたなりの気遣い
めったに会わない 兄さんの子ども
顔どころか 名前すらも思い出せない
そんなことは お互いさまか
あのおばさん 誰 って言われるんだろうな
笑うしかないな
あたしのいない あたしの家は
でこぼこ坂の先
昔は なんなく駆け上がれたのに
なかなか 前に進めないのは
たぶん ハイヒールのせいじゃない
もういくつ寝ると たどりつけるんだろう
帰っておいで と 言われたかったのにね
めったに会えない 父さん母さん
もう若くないんだからね ちょっと心配
そんなことは お互いさまか
あんた 太ったわねって言われるんだろうな
いいよ 笑い飛ばしてよ
あたしのいない あたしの家は
でこぼこ坂の先
昔は まいにち聞いてた おかえり
立ち止まる耳に届く 笑い声
見知らぬ家族が はしゃいでた
それでも恋し
あたしの家よ
ただいま ただいま
作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)
じっと見ている
こっちを見ている
首をかしげてみせたよ
ねえ 君はどうして 泣いているの?
誰もいなくて
ばあちゃんのこたつ いつまでたっても 寒くてさ
ケンカしてた あいつらと くっついて 丸くなってます
君は もう 行っちゃうのかい
ゆっくりできないのかい
ここは すごくいいところさ
いつでも遊びにきてよ
あのひとは 行っちゃったのか
もっと撫でてほしかったな
指先のにおい おぼえてるよ
いつでも 帰っておいでよ
船が戻ると
おっちゃんはすぐに 魚を放ってくれたよ
今は 君からのごちそうプレゼントを 待ってます
おやおや もう行っちゃうのかい
ゆっくりしていきなよ
ここは すごくいいところさ
いつでも遊びにきてよ
あのひとは 行っちゃったのか
ぎゅっと抱いてほしかったな
やさしい声は おぼえてるよ
いつでも 帰っておいでよ
いつでも
ここに
帰っておいでよ
作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)、『おもちかえり~お寺コンサートベストセレクション~』(2025年)収録
©Studio Tabby
想い 届け あなたのもとへ
咲いて 咲いて くれないの花
二度と 会えぬ おもかげ恋し
今宵 手向け 打ち上げ花火
かなし かなし と 蜩が
夕まぐれ ないている
さようなら 現し世よ
魂は いずこへ帰る
想い 届け 願いのさきへ
涙 燃えて 金色の花
あがれ あがれ 闇夜の果てへ
照らせ 照らせ かなしみの海
泣くな 泣くな と 彼岸花
風の中 揺れている
ふるさとの まもりがみ
魂は 天へと昇る
想い 届け あなたのもとへ
咲いて 散って なお惜しむ花
あがれ あがれ
わたしのいのち 尽きて
ふたたび めぐり遇うまで
あがれ あがれ
祈り 届け
あがれ あがれ
祈り 届け
あがれ あがれ あがれ あがれ
あがれ あがれ あがれ あがれ
作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)、『日々の縁側~Remake songs~』収録
©Studio Tabby
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あなたが生まれた町の名前
教えてください
たとえ 遠く 遠くなっても
呼びかけて 恋しい ふるさと
風に舞う 白い花は さくら
並木道 走る子どもたち
幼き日 あなたが遊んだ
れんげ畑を 渡る風
激しい雨は やがて上がり
照りつける日ざしのもと
耕す土に 両手を合わせ
豊かに実れと願う
わたしが育った村のことば
聞いてください
今は 遠く 背を向けている
ほんとうは なまりさえ いとおしい
わたしが なくした道を
どうか 探してください
たとえ二度と 戻れなくても
こころは帰るよ ふるさと
コオロギが啼く 川のほとり
黄金色 稲穂は揺れる
山の端が 赤く染まるころに
まつりばやしが 聞こえる
ひとびとは 酒 酌み交わして
夜更けまで 唄い 踊る
鬼さん こちら 手のなる方へ
今年もまた 秋惜しむ
あのひとが眠る町のはなし
聞かせてください
胸に深くしまい込んでも
聞こえるこだまは ふるさと
あなたがなくした道を
どうか 見つけてください
たとえ二度と 帰れなくても
あなたの いのちに ふるさと
たとえ 遠く 遠くなっても
呼びかけて 恋しい ふるさと
作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)、『日々の縁側~Remake songs~』』収録
©Studio Tabby
見上げれば どこまでも 青空
光は なないろ きらきら
ルルルルル ルルルルル
あたらしい いちにちがはじまるよ
なにかいいことあったらいいな
目覚まし時計が 鳴る前に
キッチンに立つ お母さん
寝ぼけまなこを こすりながら
お弁当 作るよ
朝が来るのも 待ち遠しい
恋に恋する あの子
彼を見つけた 通学路
おはよう も 言えずに
誰も気づかない この想い
いつか 伝えられますように
見上げれば どこまでも 青空
光は なないろ きらきら
ルルルルル ルルルルル
あたらしい いちにちがはじまるよ
なにかいいことあったらいいな
朝のホームの 人波に
のみこまれそうな 僕
手のひらからこぼれおちた
夢よ サヨナラ
コーヒーいっぱい
心を込めてお待ちしてます
お空の君に見えるかな
― がんばるからね
誰かのために できることを
きっと 見つけられますように
ベッドに眠るぼくを見ると
涙ぽろぽろ おかあちゃん
だいじょうぶ ぼくはほんとに
痛いときしか 泣かない
この世でいちばん だいすきな
おかあちゃん ずっと 笑ってね
振り向けば どこまでも 青空
君は なないろ きらきら
ルルルルル ルルルルル
記念日は もうはじまっているみたい
きっといいことあるでしょう
ルルルル ルルルル
あたらしい いちにちがはじまるよ
なにかいいことあったらいいな
君に
いいことあったらいいな
作詞:やなせなな
アルバム『夜が明けるよ』(2016年)収録
©Studio Tabby
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