歌詞集

2020-06-09 09:00:00

桜の花が咲く この空の下にも
やがて風吹けば 涙のように散る

そして私は想う
幼いあなたを
ほんとうの空の下で 抱きしめたいと


夕陽が振り向く この空の果てで
やがて遠い景色 眠りて夢訪ね

そして私は想う
友だち あなたを
ほんとうの空の下で 手を繋ぎたいと


枯葉が舞い落ちる この空をあきらめ
やがて踏まれても 明日の命支え

そして私は想う
老いたるあなたを
ほんとうの空の下で 見守りたかったと


雪が降り積もる この空を忘れず
かすかな希望の芽 やさしく包むよう

そして私は想う
まだ見ぬあなたを
ほんとうの空の下で 巡り合いたいと


季節巡り歌は この空をなぐさめ
「未来」という文字を「信じる」と歌ってる

そして私は想う
すべての命を
ほんとうの空の下で 讃え育みたいと

ほんとうの空の下で 讃え育みたいと


シングル『まけないタオル』(2011年)、アルバム『春の雪』(2013年)収録
©作詞:早坂文明、Studio Tabby

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やなせなな 歌詞36「春の雪」



 

2020-06-08 09:00:00

ひとつの文字が その始まり
母なる海に 「命」と書けば
繰り返す波のごとくに
喜び悲しみ 打ち寄せて
立ち尽くす故郷に 涙がにじむ
いつかは文字に 願いを込め
生きる標を掲げたいと

ひとつの言葉が その始まり
父なる山に 「力」と書けば
荒れ狂う風が 襲うとも
恨まず憎まず 背を向けず
報われぬ故郷に こぶしを突く
いつかは言葉に ぬくもり添え
立ち向かうその日を君と共に

ひとつの心が その始まり
遥かな空に まけない広さ
湧き上がる雲を従えて
祭りの賑わい 光る汗
よみがえる故郷に 笑顔が躍る
ひとつの心が その始まり
心をひとつに 命をつなぐ


シングル『まけないタオル』(2011年)、アルバム『春の雪』(2013年)収録
©作詞:早坂文明、Studio Tabby

やなせなな 歌詞36「春の雪」

2020-06-07 09:00:00

町の灯りは消えた 人のうめきを聞いた
風はあてなく吹いて 黒い絵の具の大地

月の光こそ 夜空の涙のしずく
眠りなさい
きのうの想い出忘れて 哀しみ抱いて

私はずっと祈ります 忘れません
だから千年経ったら 目覚めなさい

あなたが最後に見たはずの
ちいさな花が きっとここに咲いている
そう信じて


町の地図は埋もれた 人は言葉を失い
風は何を伝える 緑に変われ大地

星の光こそ 夜空の願いのこころ
眠りなさい
あしたの希望は わたしが必ず探す

私はずっと祈ります 忘れません
だから千年経ったら 目覚めなさい

あなたがいつも夢見ていた
遥かな道が まっすぐ ここに続いている
そう信じて

シングル『まけないタオル』(2011年)、アルバム『春の雪』(2013年)収録
©作詞:早坂文明、Studio Tabby

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やなせなな 歌詞36「春の雪」

2020-06-06 09:00:00
やなせなな(早坂文明作詞、やなせなな作曲) 歌詞37「まけないタオル~東日本大震災復興支援歌~」

まけないぞ まけないぞ
首にも頭にも
まけないタオル 半端じゃないぞ

泥にまみれて 明日が見えなくなっても
まけないタオルが 拭ってくれる
ほら 笑顔と一緒に明日が来るのさ

まけないぞ まけないぞ
夕陽にまけない
紅い血潮が流れている限り

涙で曇り あなたが見えなくなっても
まけないタオルが 拭ってくれる
ほら 想い出探し あなたを忘れない

まけないぞ まけないぞ
風にもまけない
愛の息吹が 漲ってる限り

まけないぞ まけないぞ
首にも頭にも
まけないタオル 半端じゃないぞ

うつむかないで みんなで希望の雲つかむ
まけないタオルを空に投げ上げて
ほら 拍手が響く新しい舞台に

まけないぞ まけないぞ
大樹にまけない
根っこのこころ 揺るぎはしないから

まけないぞ まけないぞ
首にも頭にも
まけないタオル 半端じゃないぞ

まけないぞ まけないぞ
まけないぞ まけないぞ
まけないぞ まけないぞ
まけないぞ まけないぞ


シングル『まけないタオル』(2011年)、アルバム『春の雪』(2013年)収録
©作詞:早坂文明、出版:第一興正音楽出版
作品コード 704-5594-5

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やなせなな(早坂文明作詞、やなせなな作曲) 歌詞37「まけないタオル~東日本大震災復興支援歌~」

2020-06-05 09:00:00
やなせなな 歌詞36「春の雪」

今にも 君が その扉を開けて
「ただいま」って笑顔で帰って来るような気がして
見つめる先に広がる ふるさとの海
あの日と同じように降る 春の雪

 いつもと変わらず テーブルをはさんで
 何を食べていたのかさえ もう忘れてしまった
 つけっぱなしのテレビから 流れていたのは
 底抜けに明るい コメディアンの笑い声

 ずっと ずっと そんないとおしい日々が
 当たり前のように続くと思ってた

最後になるって わかっていたなら
話したいこと たくさん たくさんあったのに
見つめる先に もう 君はいない
あの日とおなじように 春が訪れても


 流されて消えた 街の中にたたずみ
 どこを歩いて来たのかさえ もうわからなくなった
 やっと見つけた 君の生きていた証に
 涙は流れなかった 信じたくもなかった

 そっと そっと手を合わせ見送っても
 さよならなんて言えない
 言えないよ


 今でも 君に想いは届くかな
 ことばを からだを すべてを失っても
 見つめて わたしを どんなに遠く離れても
 ここで ひとり 生きているから

 今 君が わたしの心に
 「ただいま」って笑顔で帰って来る
 見つめる先に眠る いくつものいのち
 おかえり と こたえるように降る 春の雪

 おかえり と こたえるように降る 春の雪


アルバム『春の雪』(2013年)収録
©Studio Tabby

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やなせなな 歌詞36「春の雪」

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